スマホケースの選び方|種類ごとの違いと選ぶ前に確かめること

スマホケースは、「何から守りたいか」と「どう使いたいか」を先に決めると選びやすくなります。最初に機種名が合っているかを確かめ、次に手帳型・ハードケース・ソフトケース・バンパーなどの形を選び、最後にワイヤレス充電や熱、磁石の影響を確かめるのが基本の順番です。どのケースでも、落としたときに本体が壊れないとは言い切れません。画面の保護フィルムやガラスコーティング、ストラップなどと組み合わせて考えましょう。この記事では、ケースの役割と種類、選ぶ手順、種類ごとの違いを比べる表、充電や熱・磁石の注意点、お手入れと替えどき、よくある失敗とチェックリストをまとめます。

並べた柄違いのスマホケース

スマホケースには、どんな役割と種類がある?

スマホケースの主な役割は、次の4つです。

  • 落としたときやぶつけたときの衝撃をやわらげる
  • 背面や側面の傷、汚れを防ぐ
  • 持ちやすくして、手からすべり落ちにくくする
  • カードの収納やスタンド、ストラップの取り付けなど、使い勝手をよくする

どの役割を重く見るかで、合うケースは変わります。たとえば、画面の傷を防ぎたい人と、薄く軽く持ちたい人とでは、選ぶ形が違ってきます。

主な種類

  • 手帳型:本のように表紙を閉じて、画面までおおうケースです。カードを入れるポケットが付いたものが多くあります。
  • ハードケース:プラスチックなどの硬い素材で、背面と側面をおおいます。薄くて軽いものが多いのが特徴です。
  • ソフトケース:TPU(熱可塑性ポリウレタン)やシリコーンなど、やわらかい素材のケースです。着けはずしがしやすく、手になじみます。
  • バンパー:側面の枠だけをおおうケースです。本体の見た目をいかせますが、背面は守れません。
  • 耐衝撃ケース:角を厚くしたり、硬い素材とやわらかい素材を重ねたりして、衝撃をやわらげる作りにしたケースです。
  • ショルダー・ストラップ付き:肩や首から下げたり、手首に通したりできるケースです。

このほか、iPhoneのMagSafeのように、磁石でワイヤレス充電器やアクセサリーをくっつける仕組みに対応したケースもあります。背面が透明で本体の色を見せられるクリアケースは、ハードケースやソフトケースの一種です。

水色のケースをつけたスマートフォン

選ぶときは、どんな順番で考える?

次の順に考えると、候補を絞りこみやすくなります。

  1. 機種名を正しく確かめる:同じシリーズでも、大きさやカメラの位置、ボタンの位置が違います。本体の設定画面などで正確な機種名を確かめ、ケースの対応機種に書かれているかを見ます。
  2. 守りたいものを決める:画面まで守りたいなら手帳型、背面と角を守りたいなら耐衝撃ケースなど、優先することを決めます。
  3. 使い方に合わせる:片手で操作することが多いか、カメラをよく使うか、カードを入れたいか、机に置いて動画を見るかなどを考えます。
  4. 充電とアクセサリーを確かめる:ワイヤレス充電を使うなら、ケースを付けたまま充電できるかを確かめます。車のホルダーやスタンドとの相性も見ておきましょう。
  5. 画面の保護との相性を確かめる:保護フィルムやガラスフィルムを貼る場合は、ケースのふちがフィルムの端に当たって浮かせないかを確かめます。
  6. 素材と手ざわり、重さを比べる:すべりにくさ、厚み、重さは、実際に持ってみないと分かりにくい点です。お店で同じ機種のケースを手に取れるなら、試してみましょう。

家族のスマホのケースを選ぶとき

子どもや高齢の家族のスマホは、落としにくさと持ちやすさを優先すると選びやすくなります。手首に通せるストラップや、肩から下げられるケースは、手からすべり落ちたときにも落下を防ぎやすい形です。手帳型は画面を守れる一方で、表紙を開ける手間があるため、電話にすぐ出たい人には合わないこともあります。実際に使う人に持ってもらい、操作しやすいかを確かめましょう。家族のスマホ選びは、高齢の家族のスマホ選びのポイントや子どもに初めてスマホを持たせるときに決めておくことでもまとめています。

画面の守り方は、スマホのガラスコーティングで、保護フィルムとの違いもあわせて紹介しています。機種変更をするときは、ケースも新しい機種に合わせて選び直します。機種変更の準備はスマホの機種変更の前にやっておくことでまとめています。

頑丈なつくりのスマホケース

種類ごとの違いを比べると?

一般的な特徴をまとめます。実際に守れる範囲や使い心地は、商品によって違います。

種類 守れる範囲 使いやすさ 気をつけたい点 向く人
手帳型 画面・背面・側面 表紙を開ける手間がある。カードを入れられるものが多い カードを入れたままのワイヤレス充電、閉じたままの充電で熱がこもらないか 画面の傷を防ぎたい人、カードも一緒に持ちたい人
ハードケース 背面・側面 薄く軽いものが多い すべりやすいものがある。割れたら交換する 薄さと軽さを重く見る人
ソフトケース 背面・側面 着けはずしがしやすく、手になじむ 素材によっては、使ううちに色が変わったり、ほこりが付きやすかったりする 手軽に守りたい人
バンパー 側面(角) 本体の形や色をいかせる 背面や画面は守れない 本体のデザインを見せたい人
耐衝撃ケース 背面・側面・角 厚みと重さが増えやすい ポケットやホルダーに入らないことがある 落としやすい人、外で使うことが多い人
ショルダー・ストラップ付き 落とすこと自体を防ぎやすい 手がふさがらない ひもが物に引っかからないよう、長さや付け方を工夫する 出かけるときに持ち歩くことが多い人

素材による違い

同じ形のケースでも、素材によって手ざわりや傷み方が違います。一般的な傾向をまとめます。

素材 特徴 気をつけたい点
ポリカーボネートなどの硬いプラスチック 薄く作りやすく、形がくずれにくい 表面に細かい傷が付きやすいものがある。強い衝撃で割れることがある
TPU やわらかく弾力があり、着けはずしがしやすい 透明のものは、使ううちに色が変わることがある
シリコーン やわらかく、手からすべりにくい ほこりが付きやすい。ポケットから出し入れしにくいことがある
革や合成皮革 手帳型に多く、手になじむ 水や汗、こすれで傷みやすい。使ううちに色や風合いが変わる
布 手ざわりがやわらかく、すべりにくい 汚れがしみこみやすい

1つのケースで全部を満たすのはむずかしいため、いちばん困っていることから順に決めるのがこつです。よく落とす人は角を守れる形を、画面の傷が気になる人は画面をおおう形を、と優先順位をつけましょう。

赤いケースをつけたスマートフォンのカメラ

充電や熱、磁石で気をつけたいことは?

ワイヤレス充電がうまくいかないとき

ここでは、iPhoneの場合のAppleの案内を紹介します。Androidなどほかの機種は、案内が違うことがあるため、それぞれのメーカーの説明と、ケースの対応機種や対応する充電方式を確かめてください。

iPhoneの場合、Appleは、厚みのあるケース、金属製のケース、バッテリーケースに入れているときにワイヤレス充電がうまくいかないなら、ケースを外してみるよう案内しています。また、マグネット式のマウントやケースなどをiPhoneと充電器のあいだに置くと、充電の性能が下がったり、カードの磁気ストライプやRFIDチップが壊れたりするおそれがあるとしています。

iPhoneでMagSafeの充電器を使うときも、クレジットカード、セキュリティバッジ、パスポート、キーフォブ(車などのリモコンキー)を、iPhoneと充電器のあいだにはさまないよう案内されています。iPhoneでカードを入れられるケースを使う場合は、充電の前にカードを取り出すか、充電器とのあいだに入らないようにしましょう。

充電中の熱

iPhoneの場合、Appleは、特定の種類のケースに入れたまま充電すると、熱が多く出て、バッテリーの容量に影響することがあると説明しています。また、35℃を超える周りの温度にさらさないことが大切だとしています。iPhoneで充電中に本体が熱いと感じたら、ケースを外して充電してみましょう。ほかの機種は、取扱説明書やメーカーの案内で、充電中の温度の注意を確かめてください。バッテリーを長持ちさせる使い方は、スマホのバッテリーを長持ちさせる使い方でもまとめています。

磁石と医療機器

iPhoneの場合、Appleは、植えこみ型のペースメーカーや除細動器に内蔵されたセンサーが、磁石や無線の送信機が近づくと反応する場合があると説明しています。そのうえで、ほとんどの医療機器メーカーが、干渉のもとになりうるものを医療機器の15cm以内に近づけない、ワイヤレス充電器を使うときは30cm以内に近づけないよう勧めていると紹介し、具体的なことはかかりつけの医師や医療機器のメーカーに問い合わせるよう案内しています。ほかの機種や、磁石を使ったケース・アクセサリーについては、それぞれのメーカーの案内を確かめましょう。家族に医療機器を使っている人がいる場合は、選ぶ前にかかりつけの医師にも相談しておくと安心です。

液体の入ったケース

国民生活センターは2019年、中に液体とキラキラした飾りを入れたスマホケースから液体がもれ、皮膚に付いて化学やけどを負ったという事例について注意を呼びかけました。テストした5銘柄のケースの液体は、いずれも灯油に近い成分の鉱物油でした。液体が数時間ほど皮膚や服に付いたままになると、化学やけどを起こすおそれがあるとされています。同センターは、ケースの中の液体に触れると化学やけどを起こすおそれがあるとして、取り扱いに十分注意するよう呼びかけています。液体の入ったケースを使う場合は、ひびやもれがないかを、ときどき確かめましょう。

岩の上に置いたケースつきのスマートフォン

長く使うためのお手入れと、替えどきは?

ケースと本体のあいだには、ほこりや砂が入りこむことがあります。ときどきケースを外し、ケースと本体の両方の汚れを取りましょう。ケースの洗い方は素材によって違うため、商品の説明に従います。

本体のふき方は、機種ごとにメーカーの案内に従います。iPhoneの場合、Appleは、外側の面を70%のイソプロピルアルコールを含むシートなどでふくことができるとし、漂白剤や過酸化水素を含む製品は使わないよう案内しています。ほかの機種は、取扱説明書やメーカーのサポートページで確かめてください。ケースを戻すのは、本体とケースがよく乾いてからにしましょう。

次のようなときは、ケースの替えどきです。

  • 割れやひび、角の欠けがある
  • ゆるくなって、本体から外れやすい
  • ボタンが押しにくくなった
  • 液体の入ったケースに、ひびやにじみがある
  • 汚れや色の変化が気になり、落ちなくなった
  • 機種を変えた
ノートの上に置いたスマホケース

よくある失敗と、選ぶ前のチェックリスト

よくある失敗

  • 機種違いのケースを買う:名前の似た別の機種のケースを選び、カメラやボタンの位置が合わない。
  • ワイヤレス充電ができない:ケースの対応を確かめずに選び、付けたままでは充電がうまくいかない。
  • カードを入れたまま充電する:iPhoneの場合、カードが充電器とのあいだにはさまると、カードが壊れるおそれがあるとAppleは案内している。
  • 保護フィルムが浮く:ケースのふちが、フィルムの端を押し上げる。
  • 厚くて使いにくい:守ることを優先しすぎて、ポケットやホルダーに入らなくなる。
  • 汚れをためる:ケースを付けたままにして、ほこりや砂が本体とのあいだにたまる。

チェックリスト

  • 本体の正確な機種名を確かめた
  • 守りたいもの(画面、背面、角)を決めた
  • カメラ、ボタン、充電口の位置が合っている
  • ワイヤレス充電を使うなら、ケースを付けたまま充電できる
  • カードを入れる場合、充電器とのあいだにはさまない使い方ができる
  • 保護フィルムやガラスフィルムとぶつからない
  • 重さと厚みが、持ち歩き方に合っている
  • 家族に医療機器を使う人がいる場合、磁石を使ったケースの扱いを考えた
  • 液体入りのケースを選ぶ場合、ひびやにじみをこまめに確かめる

よくある質問

手帳型と、背面だけのケースでは、どちらがよいですか?

画面の傷を防ぎたいなら、表紙で画面をおおう手帳型が向いています。すぐに操作したい、カメラをよく使う、薄さを重く見るなら、背面と側面を守るケースが向いています。背面だけのケースを選ぶ場合は、画面の保護フィルムやガラスコーティングと組み合わせる方法もあります。

耐衝撃ケースなら、落としても壊れませんか?

衝撃をやわらげる作りでも、落とし方や落ちた場所によっては、画面や本体が壊れることがあります。耐衝撃をうたう商品は、どんな条件で試したかを説明で確かめましょう。画面が割れたときの対処は、スマホの画面が割れたときの対処でまとめています。

ケースを付けたまま、ワイヤレス充電できますか?

ケースによって違います。iPhoneの場合、Appleは、厚みのあるケース、金属製のケース、バッテリーケースでうまく充電できないときは、ケースを外してみるよう案内しています。どの機種でも、ケースがワイヤレス充電に対応しているかどうかを、商品の説明で確かめてから選びましょう。

ケースにカードを入れても大丈夫ですか?

使い方によります。iPhoneの場合、Appleは、マグネット式のケースなどを充電器とのあいだに置くと、カードの磁気ストライプやRFIDチップが壊れるおそれがあると案内しています。iPhoneでカードを入れる場合は、充電の前に取り出すか、充電器とのあいだに入らないようにしましょう。ほかの機種は、メーカーやケースの説明を確かめてください。

ケースは、どのくらいで替えればよいですか?

期間の決まりはありません。割れやゆるみ、ボタンの押しにくさなど、守る働きや使い心地が落ちたと感じたら替えどきです。機種を変えたときも、新しい機種に合うケースを選び直しましょう。

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